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香川でAI導入支援を頼むなら:費用・進め方・選び方

ガイド·2026.10.23·最終検証: 2026.10.07·9 min read·
香川でAI導入支援を頼むなら:費用・進め方・選び方
赤木 孝臣

SETODEZA合同会社 代表 / せとうちAI 編集長

BBT大学卒業。システム開発・スタートアップ支援・マーケティングを経て生成AI事業を開始。SETODEZA合同会社代表として岡山・香川の中小企業へのAI導入を支援するほか、岡山市ももスタ「NoCodeBootCamp」を運営。せとうちAIの企画・編集を担当。

AI を仕事に使いたいが、社内に詳しい人がいない。そんな香川(高松など)の中小企業の経営者に向けて、外部に「AI導入支援」を頼むときの考え方をまとめました。

この記事の対象

AI を業務に取り入れたいが社内に詳しい人がおらず、外部への相談を考えている香川(高松など)の中小企業の経営者

結論
  • AI導入支援は、業務の診断・小さな試行・社内への定着までを外部と一緒に進める支援で、ツールの使い方を学ぶ研修とは目的が違う
  • 香川から使える無料の公的な窓口として、よろず支援拠点、中小機構のIT経営サポートセンター(全国向け・オンライン)、県のデジタル化の専門家派遣がある(2026年10月時点)
  • 民間に頼む前に、困っている業務・扱う情報・社内の担当者・予算を整理しておくと、相談と見積もりの比較がしやすい
  • 民間の料金は会社ごとに違うので、範囲・期間・成果物・追加費用を見積もりで確かめる

AI を仕事に使いたいが、社内に詳しい人がいない。そんな香川(高松など)の中小企業の経営者に向けて、外部に「AI導入支援」を頼むときの考え方をまとめました。

無料で相談できる公的な窓口、民間に頼む前に自社で整理しておくこと、支援先を選ぶときの確認点、費用の考え方を順に説明します。制度や窓口の情報は2026年10月時点のものです。最新の情報は各窓口の公式ページで確かめてください。

AI導入支援とは

AI導入支援とは、AI を会社の業務に組み込むために、業務の洗い出し(診断)・小さな試行・社内への定着までを、外部の専門家が会社と一緒に進める支援のことです。

よく比べられるのが「AI研修」です。研修は、社員が ChatGPT などのツールの使い方を学ぶ場です。導入支援は、どの業務に AI を使うか、試してみて続けるか、社内のルールや手順をどうするかまで扱います。どちらが先かは会社の状況によります。研修を探している場合は、香川でAI研修を探す中小企業へを参考にしてください。

香川の中小企業が導入支援を考えるときの事情

ジェトロの香川県の紹介では、建設機械・造船・自動車部品・電気機械の企業と、金属加工・金型・溶接などの協力企業が集まり、冷凍食品や調味料などの食料品の企業も多いとされています。外部に相談するときは、自社の業種と、AI を使いたい業務を具体的に伝えられるよう準備しておきましょう。

香川県は、香川県とかがわ産業支援財団の「中小企業デジタル化推進支援事業」で、IT の専門家を無料で派遣しています(下の表で説明します)。AI の人材育成の講座もありますが、令和8年度の「AIエージェント活用人材養成講座」は募集も開講期間も終わっています。

一方で、高松市には、AI の導入そのものを補助する制度を、今回の調べでは見つけられませんでした。ないと決まったわけではないので、市の窓口に確かめるのが確実です(よくある質問で触れます)。

まずは無料で相談できる公的な窓口(2026年10月時点)

次の窓口は、どれも特定の会社の商品を売る立場ではありません。民間に頼む前に一度相談するのがおすすめです(せとうちAI の考えです)。なお、中小機構の IT経営サポートセンターは、特定のツールやベンダーに偏らない中立の立場で助言すると公式に書いています。

窓口内容費用・形式確かめたい点
香川県よろず支援拠点中小企業・小規模事業者のための無料の経営相談所無料。WEB・メール・電話で相談できる公式ページに AI 専門の窓口の記載は見当たりません。AI の相談ができるかは問い合わせて確かめてください
IT経営サポートセンター(中小機構)IT の活用や情報セキュリティ対策などの相談全国向けの窓口。無料・1回60分・オンライン・何度でも特定のツールやベンダーに偏らない中立の立場で助言する、と公式に書かれています
中小企業デジタル化推進支援事業(香川県・かがわ産業支援財団)県内の中小企業が対象。IT の専門家(ITコーディネータ)を派遣し、デジタル化の計画づくりと実践を個別に支援専門家派遣・セミナー・成果報告会はいずれも無料。定員25社。個別のコンサルティングは各社5回程度。申込はメールか FAX県の公式ページの公開は2026年5月で、募集の締切と残りの枠は書かれていません。AI の導入が対象になるかも書かれていないため、デジタル化の相談として使えるか、事務局か財団に確かめてください

このほか、中小機構は全国向けに経営に関する相談も無料で受けています(対面・オンライン・メール・電話)。

表のとおり、公的な窓口は相談と助言が中心で、県の事業でも、計画づくりと実践の支援を5回程度受ける形です。ツールの設定や社内向けの手順書づくりなど、実際の作業を続けて任せたい場合は、民間の支援先を検討することになると考えられます。

民間に頼む前に、自社で整理しておくこと

相談の前に次のことを整理しておくと、話が早く進みます。複数の会社の見積もりも比べやすくなります。完璧でなくてかまいません。分かる範囲でメモしておきましょう。

  • [ ] 困っている業務を1〜3つ、具体的な名前で挙げた(例: 見積書づくり、問い合わせへの返信、日報のまとめ)
  • [ ] その業務を誰が担当し、どのくらい時間がかかっているか、おおよそ分かる
  • [ ] いま使っているツールを書き出した(Excel、会計ソフト、メール、Google Workspace など)
  • [ ] 業務で扱う情報の種類(顧客の情報、個人情報、取引先から預かった資料など)と、社外に出せない情報を分けた
  • [ ] 社員が個人で AI を使っているか、社内のルールがあるかを把握した
  • [ ] 社内の窓口になる人と、最後に決める人を決めた
  • [ ] 予算の上限と、補助金を使うつもりがあるかを考えた
  • [ ] 「何が良くなれば成功か」(作業時間、ミスの数など)を決めた

自社の現状を見直す材料として、IPA(情報処理推進機構)は「DX推進指標」という自己診断の書式を公開しています。経営者と社内の関係者が、DX の現状や課題の認識をそろえるためのものです。

支援先を選ぶときの確認点(せとうちAIの考え)

外部の支援先の選び方を直接示した公的な手引きは、今回の調べでは見つけられませんでした。以下は、せとうちAI がおすすめする確認点です。

  1. 業務の話から始めるか: 最初からツールの話ばかりではなく、困っている業務を聞き取るところから始めるかを見ます
  2. ツールを勧める理由を説明できるか: 特定のツールを勧めるときに、ほかの選択肢と比べた理由を説明してくれるか。ツールの販売元との関係(代理店かどうかなど)も聞いてかまいません
  3. 小さく試す段階があるか: いきなり全社に広げず、1つの業務で試して、続けるかやめるかを判断する場があるか
  4. 定着まで見るか: 社内のルールや手順書を作り、社内の担当者に引き継ぐところまで支援するか
  5. 情報の扱いを説明できるか: 入力してよい情報・いけない情報や、アカウントの管理を説明できるか。情報漏洩の原因は、AIで情報が漏れるって本当?で整理しています
  6. 見積もりの範囲がはっきりしているか: 下の「費用の考え方」の項目が見積もりに書かれているか

進め方と、香川の窓口の使いどころ

導入は、何に使うかを決める「診断」、計画を立てて小さく試す「試行」、社内で回る形にする「定着」の3つの段階で考えます。支援先によって呼び方や区切りは変わります。香川の企業なら、段階ごとに次のような使い分けができます(せとうちAI の考える使い分けです)。

  1. 診断: よろず支援拠点や IT経営サポートセンターで、課題と進め方を相談します。上のチェックリストがそのまま材料になります
  2. 計画と試行: 県内の中小企業なら、県のデジタル化推進支援事業(定員25社・個別のコンサルティングは各社5回程度)で、専門家と計画を立てて実践する道があります。AI の導入が対象になるかは、事務局か財団に確かめてください
  3. 作業まで頼む・定着: ツールの設定、手順書や社内ルールづくり、社内の担当者への引き継ぎまで続けて任せたい場合は、民間の支援先に頼みます

試してみて効果が見込めなければ、やめる判断も大切です。AI は、どの業務でも効果が出るわけではありません。

外部に頼むときの注意点もあります。

  • 社内で話を進める担当者がいないと、外部の支援が終わったあとに定着しにくくなります
  • 業務のやり方が人によってばらばらなら、AI の前に手順をそろえる必要があることもあります
  • 補助金を使う場合は、申請のスケジュールに合わせるため、すぐには始められないことがあります

費用の考え方

まず、上の公的な窓口は無料で相談できます(2026年10月時点)。県のデジタル化の専門家派遣も無料ですが、定員は25社です。

民間の支援先の料金は、会社ごとに違います。出典のある相場は見つからなかったため、この記事では金額を書きません。見積もりを取るときは、次の4点を確かめると比べやすくなります。

  • 範囲: どの業務を、どこまで(診断だけか、試行・定着までか)
  • 期間: いつからいつまでか。打ち合わせの回数はどれくらいか
  • 成果物: 診断の報告書、手順書、社内ルールの案など、何が残るか
  • 追加費用: AI ツールの利用料は別か、範囲を超えたときの費用はどうなるか

国の「デジタル化・AI導入補助金2026」(旧 IT導入補助金)の通常枠では、導入コンサルティングや活用コンサルティングの費用が、ソフトウェアと一緒に申請するオプションの対象経費に含まれます。また、交付決定の前に契約・発注すると補助を受けられません(どちらも2026年10月時点の公式サイト)。対象経費や締切などは、公式サイトと、デジタル化・AI導入補助金2026の記事で確かめてください。

香川のAI導入支援でよくある質問

AI研修と導入支援は、どちらから始めればいいですか?

使う業務がまだ決まっていないなら、導入支援の診断や公的な窓口への相談から始めると、何を学ぶべきかがはっきりします。使う業務が決まっていて、社員が使い方を覚えればよい段階なら、研修が合います。

相談の前に AI ツールを契約しておいたほうがいいですか?

契約は、業務と使い方が決まってからで遅くありません。補助金を使うつもりなら、交付決定の前に契約すると補助の対象外になるので注意してください。

高松市に AI 導入の補助金はありますか?

2026年10月時点で、AI の導入そのものを補助する高松市の制度は、今回の調べでは見つけられませんでした。市には、外部の専門家の費用を一部補助する令和8年度の「事業高度化等支援補助金」があります(上限30万円・補助率1/2。事前申請期間は2026年4月10日〜12月25日。2026年10月時点の市の公式ページ)。ただ、メニューは兼業・副業人材の活用、サイバーセキュリティ診断、Web マーケティングの高度化、Web アクセシビリティ対応の4つで、AI の導入は見当たりませんでした。一部のメニューは受付を終えています。使えるかどうかは高松市の産業振興課に確かめてください。

せとうちAIの導入支援について

せとうちAI は、SETODEZA合同会社(代表 赤木孝臣)が運営する、中国・四国の AI 活用メディアです。岡山県・香川県を中心に、AI導入のコンサルティング、AIエージェントの開発、Claude Code・ChatGPT などの生成AI の研修・勉強会を行っています。AI導入診断は無料です。料金はサイトに載せていないため、内容に合わせてご相談ください。

まとめ

  • AI導入支援は、業務の診断・小さな試行・社内への定着までを外部と一緒に進める支援です
  • 香川から使える無料の窓口として、よろず支援拠点、中小機構の IT経営サポートセンター(全国向け・オンライン)、県のデジタル化の専門家派遣があります(2026年10月時点)
  • 民間に頼む前に、困っている業務・扱う情報・社内の担当者・予算を整理しておきましょう
  • 支援先は、業務の話から始めるか、小さく試すか、定着まで見るか、見積もりの範囲がはっきりしているかで比べるのがおすすめです

社員が AI を使えるようになるところから始めたい場合は、せとうちAIの研修のページもご覧ください。

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